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印刷っている?

2017/10/15 手書きDM/チラシの岸田

こんにちは、岸田です。

 

今回のお話は、印刷ってそもそもいる?

という印刷屋が話す少しだけ真面目な話です。

残念ながら今の時勢では、こういうお声をよく頂いてしまいます。

私は、印刷屋ですので、

「いります!!」

と、もちろん言ってしまいますが、それでは少し乱暴ですね。笑

 

確かに、今まで印刷物だったものが、電子処理に変わっていくことが多くなり、

印刷物は30年ぐらい前に比べると、ずいぶん少なくなりましたね。

当時、印刷業は斜陽産業とは無縁でした…

と、業界自体の低迷を嘆いている場合ではないですね!

 

では、印刷しないことの”メリット”、”デメリット”はなんでしょうか?

印刷が必要なシーンはなんでしょうか?

少しまとめてみました。

 

ペーパーレスや印刷しないことの”メリット”

 

資源の節約や、経費の削減、仕事の効率アップがあります。例えば、見積書や、納品書、請求書などの伝票類を一括で処理するソフトやアプリなどもありますし、計算の間違いも少ない。などのメリットが多く見受けられます。

 

ですが、いいことばかりではありません。

 

 

ペーパーレスや印刷しないことの”デメリット”

 

セキュリティや、データの危険性です。全てデータ化するというのは、それだけ機密事項が凝縮されて、コンパクトに誰でも持ち運べる。さらにシステムがダウンすると何もできなくなる。と、いうことです。「バックアップしてあるから」と言っても、やはり万全ではないと感じます。

 

電子処理のハードウェアによっては印刷よりもトータル費用がかかる場合があります。「初期投資は大きいが後々経費の削減になるから」といって伝票類を使わないお客様もいらっしゃいますが、メンテナンス料や、修理代などで、結局同じかそれ以上費用がかかる場合があるので、要注意です。

 

とはいえ、便利ですよね… 私も印刷屋ですがペーパーレスしている部分は結構あります。笑

今までの話を、まとめると特に印刷屋はなくても困らなさそうですね…ですが!(そうです。前フリです。笑)

確かに減少していく部分は大いにあると思いますが、まだまだ印刷が必要な部分があると思います。

 

印刷物が必要なシュチュエーション

 

例えば、名刺やDM、チラシ、広告物は、今後も紙に印刷する必須なツールと私は考えます。

名刺やチラシは、手にとって人や商品をイメージしてもらえる。対面してお話しする場合、サッと挨拶して簡単に画面を見せて、というより工夫して印刷された名刺や、チラシ、カタログをお渡しする方が、イメージが湧きやすいですし、後で見返したり、持ち帰ったりできますよね。

それと、お客様のパーソナルな部分に送るDM等です。個人宛に印刷物がくると少し嬉しいですよね。それが、好きなお店や、よくいく所からDMが来たら、あなたも迷わず開けて確認するはずです。私も、よく行く釣具屋さんからセールのDMがくると「おっ!行かなきゃ!」なります。思うツボですね。笑

 

 

超大手IT会社も広告費には、用紙を使う!?

 

先日大変興味深い話を聞きましたので、少しご紹介を…

IT業界の最大手Googleは、毎年膨大な予算を割いて紙のDMを出しているそうです。新たなサービスの紹介や、新たにサービスに参入してくれそうな方に、紙に印刷したDMを送っているという事実があります。(弊社にも来たことがあります。「GoogleからDM来ちゃったよ!」って…ちょっと喜んだのは内緒です。)

「うちはITだから紙とか使わないよ」という感じではありませんね。IT企業であっても、紙の優位性や、有効性を十分に理解し、柔軟な対応をされていると思いました。さすがは、Google先生ですね!(困ったことはGoogleに聞きますので、そうお呼びしてます。)

 

 

まとめ

 

・ペーパーレスすると仕事の効率UPや、経費の削減が見込める。

・ペーパーレスによる問題も出てくる。(セキュリティ問題など)

・印刷物は縮小傾向だが、必要な部分はまだまだある。

・特に宣伝部分では紙が大きな武器になる。

・Googleだって印刷するんだよー(小声)

 

私も柔軟なご提案をお客様にできるように、日々勉強が必要と感じました。

「もう印刷屋なんて必要ない」と言われないように、

印刷の良さを広めていけるように、頑張ってまいります。

 

ではでは、今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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