こんにちは、岸田(専務)です。
今回は、一度も弊社の印刷商品をブログで紹介していなかったのと、改めて印刷する事の重要性をしつこく訴えて行きます(笑)
名刺。一言では語りつくせないものですが、ビジネスマンにとっては必要不可欠です。こちらのブログでも、名刺の重要性をこんこんと語っております。「名刺デザインのお話」こんなデザインにするといいですよ。とか偉そうに言っていますので、よかったら覗いてください。
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名刺の紙色、気にした事ありますか?実は紙の色にも、字の如く色々あって、白っぽい紙、黄色っぽい紙、青っぽい紙、ツヤツヤした紙、ザラザラした紙。など沢山ありますが、弊社のよく取扱のある4種類をご説明します。さらに名刺の厚みについてもご説明します。
この名刺の用紙が弊社では、一番売れ筋です。紙色が白色である事。これは、どんな印刷色にでも合う。という事です。印刷した色は、紙色によって、若干変化するものです。これは構造上、仕方がありません。ですが、白色はその誤差を少なくします。この用紙の場合、個人的には一番PC等のモニターで見る色に近づけやすいと感じます。
■もう少し、紙色と印刷について。
デザインをお客様自身でされて、印刷を弊社でさせていただく場合、紙色によって、仕上がりがモニターと違う色になる。という事例ですが、これが実は結構あります。プリントアウトした、カンプデータ(色見本)とも違う。ということもあります。やはり、モニターは個体差がかなりありますし、プリントアウトした用紙にも「白」だけど「青っぽい」「黄色っぽい」などがあります。
例えば「黄色っぽい」紙で顔写真を印刷したい。となった時、下地の「黄色っぽい」紙に「引っ張られて」モニターより黄色っぽく見えます。これは錯視と同じ現象で、実際は、同じ色で印刷しているのですが下地が黄色いので、黄色っぽく見えてしまうのです。
弊社では、事前に用紙との相性を考えて修正できる所は、ご相談しながら進めておりますが、意外と紙の色に印刷の色が「引っ張られて色が違って見える」という事がありますので、ご注意ください。
この名刺は、カラー印刷ではなく、2色までの名刺には絶大な人気です。カラー印刷にはなぜ適さないかは、上記で説明しましたが、「紙色と印刷について。(リンク)」会社のロゴ(一色、例えば青のみ)と黒で住所等を印刷する。など2色の名刺には向いています。
黄色っぽい色の利点は、柔らかいイメージが出せる所だと思います。製造業の方に多く採用されています。さらに、単色、黒一色などにも合います。白い紙だと少しチープに見えてしまう所が、黄色っぽい紙で重厚感が出る。というメリットもあります。
写真では、ツルツル感がわかりませんがチラシみたいな紙です。
この名刺は、ツルツルしていてコート紙(折込チラシなどに使われる紙)によく似ていますが、違う点は厚み。これ一択です(笑)簡単に折れないので、ある程度雑に扱っても(財布等に入れっぱなしでも)手元に名刺が残って欲しい方、一般の方にお渡しする(BtoC)向けと感じています。事実、不動産業のお客様や美容師様からのご注文もいただいております。「簡単に折れない」事は手元に残る確率が増えますので、そういう利点もあります。
写真では全くわかりませんが、質感的にはザラザラしています。
この名刺は、特殊紙の中で名刺に使う紙としては、ナンバーワンだと思います。質感もザラザラしていますが、手に非常に馴染み易く、人とは違う名刺を好む方には、大変気に入っていただけます。その分お値段も高いですが…
紙色も白っぽく、カラー印刷との相性もいいです。この用紙は名刺だけではなく、カタログや一般印刷にも使用されており、使用頻度の高い用紙になっています。
用紙の金額の差
高い・アラベール
↓・白艶
↓・パンジー厚口
安い・ビーナスcoco
■名刺の厚みについて
印刷業界では、厚めは厚口名刺。薄めは薄口名刺と呼びます。名刺の厚みは、一般的に厚口になればなるほど、高級感が出ると言われています。紙の料金も紙が厚口になればなるほど高くなりますし、厚口すぎると印刷できる機械が絞られてきて、ご入用の枚数と、生産上のコストが合わずに、100枚で●万円などと、よく分からない金額になってしまいますのでご注意を。印刷に関しては後述します。
適正な名刺の厚みは、薄口名刺なら90〜150g/㎡(会社案内 等の厚み) 厚口名刺なら150〜200g/㎡(お菓子とかのパッケージぐらいの厚み)
ぐらいを目安にされるといいでしょう。上記の厚みより厚い名刺、薄い名刺を希望される場合は、ご相談ください。弊社では、ご希望の金額にあった用紙を上記の4種類以外に選んでご提案します。
「名刺の発注単位って何枚からだっけ?」これ結構聞かれます(笑)ですが、普通わかりませんよね。100枚〜100枚単位です。もう一度言います。100枚です(笑)
なぜ100枚からなのかと言われると、私もハッキリ答えることが出来ませんでしたので、名刺の用紙を卸してもらっている会社さんに聞いてみました。
担当者さんの話をまとめると…
・自分も、上司も務める前から100枚だった。
・キリがいい。
・持ちやすさ(持ち運び)の限界と邪魔にならないサイズ感ですかね?
という事です。なるほど!と思う事もありましたが疑問系なのでハッキリしなくて答えになっていませんが(笑)もう少し詳しく聞いてみて、ちゃんとした答えが出たら追記します!
今や100枚からではなくても印刷は可能です。印刷方式も以前とは違い一枚から印刷できますし、設備があれば一枚から加工もできます。あまりやるお客様はいらっしゃいませんが(割高なので)。なので、「なぜ名刺は100枚からなのか?」の印刷屋的アンサーとしては「100枚が(印刷屋が利益を頂けて、お客様も邪魔にならない)最低ロット」と言う事にさせてください。
■よくあるご質問2
それだけでは、あまり有益な情報ではないので、もう一点よく頂く疑問を。それは「サイズ」です。名刺のサイズは55mm×91mmです。なぜこのサイズなのか?(欧州用名刺サイズや、女性用名刺サイズは少し違いますが、ここでは省きます。)これも結構ご質問いただきます。
諸説ありますが、現在よく使われる長さの単位はmm、cmなどが一般的です。ですが、昔の日本では「尺」、「寸」を使用していました。 この単位が名刺にも用いられ、長辺が3寸(約91mm)となり、それに対しての最も美しい比率「黄金比率」から、短辺(55mm)が多く使われるようになったと言われています。
また、外国では、スーツの胸のポケットに折りたたまずに、そのままちょうど入る大きさから名刺のサイズが設定されているとのことです。
パルテノン神殿やピラミットの比率で多く知られている、人が最も美しいと思えるのが、黄金比1:(√5-1)(約1.618)です。
詳しくはコチラのサイトにてhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E9%87%91%E6%AF%94
名刺を印刷する機械についてですが、大きく分けて2つに分類されます。
・オフセット印刷
・オンデマンド印刷
この二つです。
オフセット印刷
大量にする印刷に向いています。例えば、保険の外交員様などの名刺を大量にお配りになる方は、一気に大量に印刷して、一枚のコストを下げる。などに向いています。
また、品質がいいのも特徴です。写真や精巧なロゴマークなど、プリンターには出せない。色合いや正確さがあります。
デメリットは、費用がかかる。大量に印刷しないと、後述するオンデマンド印刷よりもかなり高くなります。分岐点の枚数は、印刷内容(カラーなのかモノクロなのか)にもよりますが、約5,000枚以上一気に印刷しないといけません。あとは印刷に時間がかかる事です。オフセット印刷は(印刷機械の話)にも書きましたが、印刷するための版を作り、予備紙を必要とし、セッティングに時間がかかります。
オンデマンド印刷
最近の名刺印刷は、ほぼこちらの方式になりました。仕上がりの綺麗さは、上記のオフセット印刷に負けますが(とはいえ、家庭用のプリンターよりは仕上がりは格段に上です)、スピードとコストはこちらの方が断然上です。印刷用の版を必要としないため、修正や変更が簡単に出来、色味のテストも本紙(実際に使用する紙のこと)を一枚だけ印刷することも可能です。
弊社でも、オンデマンド機を導入しております。
コニカミノルタ社製c1070
載せる情報は、コチラ(名刺デザインのお話)でも、書いてありますので詳しくは上記のブログを参照ください。ブログでも言っていますが、「何屋さんかを必ず明記」する事です。あとは、書体もその人に合わせたり、会社のイメージに合わせたりします。
・柔らかいイメージ
ゴシック体 岸田有市
・しっかりしたイメージ
明朝体 岸田有市
など書体一つでかなりイメージが違います。
人とは一味違う名刺を希望される方にオススメです。弊社取扱している名刺の特殊加工は以下の通りです。
・レーザーカット加工
・箔押し加工
・pp加工(マット・グロス)
・浮き出し加工
・折り加工
レーザーカット加工
この加工は、会社のロゴや、似顔絵など、様々な形にレーザーでカットする加工です。イマイチ想像しにくいかと思いますので、動画にして見ました。
箔押し加工
赤色は印刷、金色が箔押し加工です。
箔押し加工は、ロゴマークや文字を専用に作った金型で、金箔や銀箔を圧着し、任意の形にする加工です。この加工をするには、ある程度の紙の強度が必要になりますので、箔押し加工をされるお客様は厚めの用紙で印刷されることをオススメします。
PP加工
この加工は、PP(Poly-Propylene Film)と用紙を圧着して加工する技術です。PP加工には大きく分けて2種類あり、グロスとマットがあります。
グロスは、ツヤツヤしている質感でよく目にする所で、飲食店のメニュー表などに使われているものをイメージして頂ければ分かりやすいかと思います。(それよりも実際には薄いフィルムです)
マットは、しっとりした質感で、ツヤがなくサラサラしています。落ち着いた雰囲気や、手触りを重視する方にオススメです。
多少の水や汚れにも強く、しっかりした名刺が加工で表現できます。(質感は全く画像ではわかりませんので、画像はありません)
浮き出し加工
ちょっとわかりにくいですが、画面左上にロゴが浮き出ています。
浮き出し加工は、箔押し加工に少し似ていますがこの加工は何も色がつきません。紙が型で押した形に浮き出されることから浮き出し加工と言われています。
折り加工
折り加工は、本来の名刺サイズ91mm×55mmでは書ききれない方にオススメです。2倍のサイズを使用して、半分に折った時に本来のサイズになるよう折り加工をします。載せれる情報量は本来の2倍の量ですので、半分は会社、半分は自分のパーソナルな紹介。など使い方はそれぞれですが、たくさんの役職、肩書き、会社を持つ方にはいいかもしれませんね。
一番、お客様が気になる所ですね!名刺は消耗品である。絶好の販促品である。名前があればなんでもいい。など色々なご意見はありますが、1~5までを組み合わせると、まぁまぁ複雑でかなりの組み合わせですので、
上記から、よく出る組み合わせと、オススメのお名刺の組み合わせをそれぞれ3パターン掲載いたします。
一番人気
枚数:100枚
用紙:ビーナスcoc
印刷:両面カラー印刷(オンデマンド)
加工:なし
合計:3,250(税別)
2番人気
枚数:100枚
用紙:アラベール
印刷:両面カラー印刷(オンデマンド)
加工:なし
合計:3,750(税別)
3番人気
枚数:100枚
用紙:パンジー厚口
印刷:片面2色印刷(青ロゴ・黒文字)(オンデマンド)
加工:なし
合計:2,500(税別)
弊社オススメの組み合わせ
その1
枚数:500枚
用紙:ビーナスcoc
印刷:両面カラー印刷(オンデマンド)
加工:なし
合計:10,000 (100枚ずつ頼むよりも5,000円もお得!)
その2
枚数:100枚
用紙:パンジー厚口
印刷:片面2色(青ロゴ・黒文字)(オンデマンド)
加工:レーザーカット加工
合計:7,500 (インパクトナンバーワンです!)
その3
枚数:100枚
用紙:パンジー厚口
印刷:片面一色(黒のみ)(オンデマンド)
加工:なし
合計:1,000 (弊社最安値の名刺です!)
その他
名刺デザインも承ります。2,000円~
様式や、面積、ロゴの有無によって金額変更いたします。
以上で名刺の商品紹介を終わりますが、意外と名刺も奥が深いですよね。ぜひ皆様も、ご自分の名刺、頂いた名刺を見て「どんな名刺かな」と見返してみるだけで結構面白いと思います。
こんな変わった名刺あるよ!とか、こんな名刺作りたいんだけど?
などありましたら、お気軽に下記のお問い合わせフォームからお問い合わせください。
では、今回も最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
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