こんにちは、岸田です。
今回は、用紙についてのお話です。
印刷用に使われる用紙は様々で、種類もたくさんありますが、サイズもたくさんあります。チラシのサイズひとつをとってもA4からB3ぐらいまで幅広くあります。さらに専門用語も結構あって成り立ちを知らないと、何が何だかよくわかりませんよね。
今回は私の覚え書という意味も含めて、記事を書いてみました。(「あれ?あのサイズいくつだっけ?」ってことがよくあります。恥ずかしいですが…)
以上が主な印刷用の用紙サイズの表です。印刷に精通している方以外には、よくわからない表になっていますね。(笑)
まず、印刷用紙というのは大きく分けて
「A本判」
「B本判」(A4とかB4とかのサイズとは違います。)
「菊判」
「四六判」
の四つに分かれます。(輪転用紙もありますが、今回は省きます。スミマセン。)
それぞれ、「何判」かによって一枚のサイズが違います。それを、何回切るかで「○判○切」となる訳です。例えば、四六判を4回切ったら「四六判4切(しろくばんよつぎり)」となります。切り方も適当ではなく、基本的な考え方は、どれも一緒ですが、「現在のサイズの半分で切る」ということです。
このように印刷機や、必要なサイズに切って、印刷をしますが、最終的なサイズは、その他のサイズもありますが、だいたいA4サイズか、B4サイズです。
では、どうして最初から、A4サイズとかで印刷しないのか?それは全面に印刷する時や、折加工などをする時に、少し大きめに刷って、後で断裁(A4サイズに切ること)をした方が、綺麗な仕上がりや、製品工程上で早くなるからです。
※最初の表のA本判やB本判はA4やB4を断裁する前提で用紙サイズが作られたとも言われています。
ここでようやく、一般的に使われる用紙のサイズがA4とかB4とかのAB判の登場です。
A判は、ドイツの物理学者オズワルドが提案した規格で、面積が1立方メートルの「ルート長方形」をA0と定めています。現在では国際的にスタンダードの規格サイズになっています。
「ルート長方形」とは縦横比率が「白銀比」と言われる「縦:横=1:√2」で構成されていて、どこまで半分にしても同じ形で同じ比率になる美しい形として、古くから好まれています。
B判は、日本の美濃紙をもとに面積が1.5平方メートルの「ルート長方形」をB0と定めています。比率や、「白銀比」になる所は、A判と同じですが、スタートのサイズが違うので、必然的にサイズも違います。日本の規格ですので、一部では、「JIS B4」などと表示することもあります。
何気ない生活の中にも用紙が溢れていますが、注意してみると結構色々なサイズの用紙があって面白いですよね。「これは何判サイズだろうか?」とか、「何判サイズから印刷されたものだろう?」と考えてもらえたら、嬉しいですね!あまり、印刷用紙や、用紙サイズには、スポットが当たりにくいので。(笑)
まだまだ用紙には、奥が深く「目なり」というものも存在します。これをお話するとまた、長くなりそうですので、用紙の種類と合わせてまた今度ということで…
では、今回はこの辺で、最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
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