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印刷機械の種類の話

2017/11/08 手書きDM/チラシの岸田

こんにちは、岸田です。いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は、印刷屋らしく、印刷機械のお話をさせていただきます。

印刷機といっても世の中にはたくさんの種類の印刷機があります。
ご家庭用のインクジェットプリンターから、印刷屋さんが持つ、大量印刷に向いている巨大な印刷機。

まさにピンからキリまで幅広く現在では流通しています。

印刷機の分類

ここでは、印刷屋さんが持っている印刷機を分類していきます。文字やイラストをパソコンソフト使って製版(これも結構種類がありますが、この話はまたの機会に…)し、印刷する。それだけですが、これが結構種類があるんです。

 

オフセット印刷機

これが一番印刷屋さんが使用している印刷機ではないでしょうか。
オフセットの意味は、区切られた用紙を一枚ずつ版(文字やイラストが描かれたマスターと言ったら分かりやすいかな。)に【くっ付けて印刷して離す】ことから【OFFする/SETする】で、オフセット印刷となったと言われています。
文字にすると非常にややこしいので、下の図を見てもらった方が早いかもしれませんね。笑

どうでしょう。ちょっとは分かりやすくなったでしょうか?

カラー印刷の場合は、CMYK(シアン・マゼンダ・イエロー・ブラック)の4色のインキで構成・表現される為、図の仕組みが順番に4個連なって印刷されてカラーの表現となるわけです。

写真や、様々な色合いを4色に振り分けてパーセント化することで表現しています。ただ、蛍光色や金色や銀色などは「特色」と言われ配合済みのインキを使うことで表現することもあります。

弊社も保有しています。

 

オフセット輪転印刷機

方式は、前のオフセット印刷機とあまり変わりませんが、用紙が輪転機の場合、「ロール紙」という巻紙から連続供給され、印刷スピードも早い印刷機です。
新聞の折込チラシや、新聞など、(夕方入稿して、翌日までに仕上げるとか)短時間で大量に印刷したい時に使用します。後加工(断裁や折加工)も同時にすることができる場合が多くあります。

グラビア印刷

凹版印刷(パスポートや紙幣とかに使われる印刷方式)の一種です。
繊細な濃淡の表現ができるので、写真画像の再現性の高さが、グラビア印刷の特徴ですね。印刷速度や耐久性も高く大量印刷にも適しています。

フレキソ印刷

表面が平滑でない被印刷物(ダンボールや紙袋、牛乳パック、シールなど)への印刷に適した印刷方式です。
版式としては凸版印刷で、版には柔かい樹脂板やゴム板が使われます。
印刷機は専用の輪転機が主で、印刷後にさまざまな加工ができるようになっているものが多いですね。地球環境に優しい水性インキやUVインキ(紫外線を印刷したものに当てるとすぐ硬化するインキ)が使えるので、グラビアに代わる印刷方式として評価が高まっています。

活版印刷

かつては新聞、雑誌、書籍の印刷に多用された印刷方式ですが、現在はあまり見かけなくなり見かけなくなってしまった印刷方式です。(とはいえ熱狂的なファンがいるのは、圧倒的にこの活版印刷です。印刷にも、こだわる人は本当にこだわります!)文字組版には、鉛合金でできた活字(活きている字という意味)を使うので活版印刷の呼び名が生まれたといわれています。
版式としては凸版印刷であり、版は活字と写真製版した凸版(版材は1ミリ厚程度の銅板や亜鉛版)を組み合わせて作成します。それを平台式の活版印刷機に組み付けて枚英紙で印刷する方式が一般的ですが、新聞印刷などでは輪転機が使われていました。
歴史が古いので、写真、絵画などを写真製版して美術書の印刷に使われることや、様々な使われ方があります。

オンデマンド印刷

上の5つの印刷機械と決定的に違うのは、印刷する為の版が必要ないということです。データからそのまま印刷できることで、時間の短縮、小ロットへの対応が可能です。ただ、印刷方式の違いから大量に印刷することや、細かい表現などの差は上の印刷に劣ります。印刷方式も上記の5つとは異なりインキではなく、トナーで印刷します。コピー機のいいヤツと思っていただければわかりやすいかと思います。(スピードも仕上がりも印刷できる用紙サイズも違います)弊社も保有しています。

 

どうですか?一口に印刷といっても、たくさん種類がありますよね。

さらには、大きいポスターや、のぼり、垂れ幕を印刷する「シルク印刷」や「大判用インクジェット印刷機」などもあります。まだまだ書ききれませんが、いろんな印刷機械があります。

この印刷機を全種類持っている印刷屋さんは、日本にそうありません。たぶん…

町の印刷屋さんに行ってフレキソ印刷してほしいと言っても「?」となりかねませんので、もし「こんな印刷してもらいたい」と思ったら、事前にやっている所を調べて、コンタクトを取ることをオススメします。

では、今回はこの辺で、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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